”ICL”というワードを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。私は12歳くらいから目が悪くなり(近視)、メガネやコンタクト無しでは生活できないくらい進行しました。コンタクトだと-6.5や-7.0でした。ICLのことは前々から調べており、実際手術を無事終えてカナダへ来たわけですが、とても快適で、同じ不自由をしている人全員におすすめしたいくらいです。
ICL とは
Intraocular lens の略称で、目の中に小さなレンズを埋め込んで視力を矯正する治療方法です。
レーシック手術も有名ですが、レーシックの場合、角膜を削って視力を調整する治療法なので、一度削った角膜は元に戻りませんが、ICLの場合はレンズを埋め込む治療法なので、再度取り出すことが可能です。
治療費、治療期間、手術、アフターケアについて
- 治療費は保険対象外で、両目で約80万円
- 治療期間は初診から手術まで、約1ヶ月半
レンズを取り寄せるのに1ヶ月くらい待ったと思います。 - 手術は両目合わせて20分
入院は無く、日帰りです。 - 消毒用の目薬が処方されるので術後は目薬を数日間する必要がある
- 手術当日は入浴・シャワー禁止、アイメイクは1週間禁止などの制限あり
- 手術後、2日後・1週間後・1ヶ月後・3ヶ月後・半年後・1年後の定期検診あり
半年後まで定期検診は受けましたが、カナダ渡航後に1年を迎えたので1年後の定期検診は行けていませんが、特に問題なく生活できていますし、視力も変わっていないと思います。
おすすめする理由
- 朝起きてメガネを探すところからスタートすることが無くなる
- 毎朝装着して毎晩外す手間(ワンデーコンタクトではない場合、洗浄の手間も)が無くなる
- ドライアイの場合、目薬を持ち歩くこと、買う必要が無くなる
- 災害時や緊急時の心配が無くなる
- 旅行の際の持ち物が減る
私は30歳でICL手術を受けたのですが、それまではワンデーコンタクトを使用していました。治療費を聞いた時に、ワンデーコンタクトを(ドライアイだったので目薬も)ずっと買い続けるのとICL手術をするのだと、少し安いくらいの試算でした。もう少し若い時にすればもっとお得だったと思いますが、どちらにせよ手術をして良かったと思っています。
カナダ渡航前に手術をしたので、カナダでコンタクトレンズがどのくらいの価格で買えるのか分かりませんが、日本から渡航期間分のコンタクトレンズを持ってくるのも大変だと思います。私のように、海外に長期滞在する方にはおすすめの治療方法です。ご興味ある方はお近くの眼科に問い合わせてみてください。