ワーホリや留学でカナダに来た方は、車を買わずに公共交通機関を利用して通勤や通学をしている方がほとんどではないでしょうか。私もその内のひとりです。ワークビザを取得しカナダでの生活が長くなりましたが、使用頻度や維持費を考えて車の購入は今のところ必要ないと判断しました。
ただ、自然が好きな私にとって、どうしてもハイキングに行きたい!自然と触れ合いたい!となる時がたまにあります。そういう時は、Communautoというシェアカーのサービスを利用しています。レンタカーをするよりも安く、フレキシブルに利用することができるので、カナダ在住の方で車を持っていない方にはおすすめです。
Communautoとは?
いわゆるカーシェアリングのサービスで、乗った時間と距離によって料金が決まる仕組みです。カルガリーがあるアルバータ以外にも、オンタリオ、ケベック、ノバスコシア、フランスでもサービスを展開しているみたいです。
大きく分けて往復利用と片道利用(FLEX)があり、語学学校で出会った友人は自宅から学校までCommunautoのFLEXを使って来たと言っていた友人もいました。Uberを使うよりも安いみたいです。
会員登録の際に会員ランクを選択することができ(後から変更もできます)、ランクによって月額料金やサービスが異なります。利用頻度や生活スタイルに合わせて選択してください。私は月額料金がかからないランク(有料ランクに比べると利用料金は割高)で利用していますが、それでもレンタカーをするよりも安く利用できます。
Communautoのメリット
- 利用料金がレンタカーより安い
時間と距離、車種などによって利用料金が決まります。予約の際に、借りる日時と推定距離を入力すると、目安料金を確認することができます。 - ガソリン料金が含まれている
ダッシュボードにShellのガソリンカードが入っているので、ガソリンを給油する時はそのカードを使います。トラブルなどでShellのカードが使えなかったり、Shell以外のガソリンスタンドで給油した場合は、レシートの写真をアップロードすればガソリン代を返金してくれます。車を返却するときに4分の1以上ガソリンが残っている必要があります。 - 衝突や第三者の賠償責任を含む保険でカバーされている
選んだプランによって保険の月額料金や事故発生時の最大負担額が違います。 - 全車オートマで冬は冬用タイヤに変えてくれるので安心
- 借りれる場所が豊富
レンタカーだと、レンタカーの店舗(主に空港かダウンタウン)に行く必要がありますが、Communautoはカルガリーの場合、主にダウンタウンで借りることができて選択肢が多いです。 - 24時間いつでも使える
レンタカーだと、レンタカーショップの営業時間内に借りたり返す必要がありますが、Communautoの場合は車が空いていれば24時間いつでも利用できます。
利用するまでの流れ
- Communautoのアプリをダウンロードする
- 会員登録をする
住所や運転免許証の情報を入力したり、顔写真付きの身分証明証などのアップロードが必要です。 - 数日待ち、承認が降りたら使えるようになる
アプリをダウンロードして、すぐに使えるようになるわけではないのでご注意ください。また、運転免許証は国際免許証でも良いようです。
車を借りるときの流れ
- Communautoのアプリで予約日時を入力し、車の空き状況や場所を確認・予約
- 予約日時にその場所に行き、Communautoのアプリを起動
- 利用を開始するボタンをタップし、ナンバープレートの下3桁を入力
- 車が開く
- ダッシュボードに車のキーが入っているので、エンジンをかけて出発する
車を返す時の流れ
- 車を元あった場所に停車する
- 忘れ物がないか確認し、車のキーをダッシュボードの元あったところに戻す
- Communautoのアプリを起動し、終了ボタンをタップする
- 車が施錠される
私のように、利用頻度は少ないけどたまに車に乗りたい方にはおすすめのサービスです。今は数ヶ月に一度くらいの頻度なので、月額料金がかからないOpenプランにしていますが、月に一度くらい利用するようになったらValueプラン(月額$5)に変更しても良いかなと考えています。
〈 余談 〉 今まで経験したアクシデント
これはCommunauto関係なくカナダで運転する場合は注意してください!
速度違反で覆面パトカーに捕まる
運転していたのは友人ですが、ハイウェイで速度超過のため覆面パトカーに捕まりました。まさかカナダで覆面パトカーがいるとは。。
対応してくれた警察官から書面を渡され、後から支払いする必要があります。
90km/h制限のところを120km/hで走行していたので、$249.00の罰金でした。
日本で言うオービス的なのに写真を撮られ、速度違反になる
こちらもハイウェイですが、速度超過で知らない間にナンバープレートの写真をオービス的なのに撮られていて、Communautoに速度違反の通報があったそうです。Communautoが対応してくれたので、事務手数料$20に併せて速度違反の罰金を支払う必要があります。
80km/h制限のところを101km/hで走行していたので、$183.00の罰金でした。Communautoへの事務手数料$20を合計すると、$203.00の支払いでした。
事故を起こしてしまうと色々な面でもっとダメージが大きいので、速度違反だけで済んでよかったと、高い勉強代だと思っています。ハイウェイを走っていると私よりも早い車はたくさんいて、みんなどうしているんだろう・・・と不思議に思いますが、レンタカーであっても自家用車であっても有り得るアクシデントなので、カナダで運転をする場合は気をつけて運転してください。私も十分に気をつけて安全運転を心がけます。