ここ最近、CELPIPの勉強方法や警察証明の申請方法など、永住権申請に関連した記事を投稿していますが、今回も関連して、学歴査定(ECA)の申請方法をまとめます。学歴査定とは、 Educational Credential Assessmentの略で、学歴を証明するためにカナダ移民局が指定した機関で行う査定のことです。
LMIAの申請の際は、働いている会社が雇ったエージェントに最終学歴の英文の卒業証明書や成績証明書をPDFで送ったのみでよかったのですが(エージェントがその資料をどう使ったかは不明です)、永住権申請には、カナダ移民局が指定した機関で学歴査定した書類が必要となります。
カナダ移民局が指定した機関はいくつかありますが、私が使ったのは Word Education Services、通称 WESです。既にカナダの永住権を取得しているフィリピン人のルームメイトがWESを使ったと言っていたので、WESにしました。
実際の流れは
- WES でアカウントを作る
- 料金を支払う
- 最終学歴の卒業校に連絡をし、書類をWESに送ってもらう
- 審査が完了するのを待つ(2週間〜4週間)
ちなみに、WESに支払ったのは税金等合わせて$303.97 です。PNPの申請等で宛先を増やす場合は、更に料金がかかります。私の場合、アルバータのPNPのEOIを作ったので宛先にアルバータを追加したかったのですが、選択肢になかったのでとりあえずIRCCのみにしました。プロセスが進んだときに必要になったら対処しようと思っています。
アカウントの作成と料金の支払を2025年4月6日に行いました。その後日本に住んでいる両親にお願いして、卒業校に連絡・出向いてもらい、英文の卒業証明書と成績証明書をWESに送ってもらいました。英文の卒業証明書を学校で作ってもらうのにも1週間程度かかって、日本からWESに書類を送ったのが2025年4月16日です。日本郵便から普通のエアメールで送って、WESに4月25日に書類が届きました(昨今、カナダポストのストライキがあり、タイミングによるともっと日数がかかる場合があります)。その後、WESにてECAが完了したのが2025年5月12日です。2週間ちょっとかかったことになります。WESのサイトには、2週間〜4週間と書いてあったので、早い方だと思います。ただ、アカウントの作成から考えると1ヶ月以上かかったので、永住権申請を考えていてECAが未だの方は早めにやっておくことをおすすめします。
一番面倒くさいのが、母校に英文で卒業証明書と成績証明書を書いてもらってWESに送ってもらわなければならない点です。WESへの書類の送付方法はWESのウェブサイトに詳しく載っていますが、電子送付の方法と郵送する方法があります。封筒の書き方や宛先などはご自身でウェブサイトをご確認ください。
今回は、永住権申請の際に必要となる学歴査定(ECA)に着いてまとめました。これからされる方の参考になれば幸いです。
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